【失業保険】20代でも受給可能!賢く利用して、効率的にキャリアチェンジする方法
「退職したいけど、貯金が少ないし…」
「健康な20代でも、国からの援助って貰えるのかな?」
そんなふうに悩むあなたへ。
20代後半、出費も多いしなかなかお金は貯まりませんよね。
でも、大丈夫!
日本には「失業保険」というありがたい制度があります。
今回はこの制度にフォーカスを当て、あなたのキャリアチェンジをお助けします!
失業保険、20代でも受け取り可能!

「失業保険って、ベテラン社員がもらうものじゃないの?」
そんなふうに思っている人もいるかもしれません。
しかし、20代でも条件を満たせばしっかり受給できます。
ここでは、その条件について詳しく見ていきます。
失業保険の受給条件、わかりやすく解説!
失業保険(雇用保険の基本手当)をもらうためには、いくつかの条件があります。
以下で、ひとつずつ丁寧に解説していきます。
離職日以前の2年間に、被保険者期間が12ヶ月以上あること
簡単に言うと、
退職する前の2年間に、雇用保険に12ヶ月以上加入している
必要があるということです。
ここでいう「1ヶ月」は、給料が発生した日が11日以上ある月を指します。
パートやアルバイトでも、条件を満たせば大丈夫です。
働く意思と能力があること
ここでいう「働く意思」とは、
- ハローワークで求職の申し込みをしており
 - 積極的に仕事を探している
 
状態のことを指します。
また「働く能力」とは、
就労不能なほどの病気やケガをしていない状態
を指します。
積極的に求職活動を行っていること
受給申請をしてただ時が過ぎるのを待つ、というだけではいけません。
- ハローワークでの職業相談
 - セミナーへの参加
 - 求人への応募
 
など、積極的に求職活動を行い、就労する意欲があることを示す必要があります。
離職理由が「自己都合」か「会社都合」かで受給開始時期が変わる
失業保険の受給開始時期は、辞める理由によって大きく変わります。
- 会社都合退職
会社の倒産や解雇など、会社側の都合で辞めざるを得なくなった場合は、比較的早く受給できます。 - 自己都合退職
「他にやりたいことがある」「人間関係が辛い」など、自分の意思で辞めた場合は、受給開始まで少し時間がかかります。 
自己都合退職の場合、原則として3ヶ月間の給付制限期間があります。
この期間中は、失業保険はもらえません。
しかし「特定理由離職者」に該当すれば、給付制限が短縮される場合もあります。
「特定理由離職者」って何?
自己都合退職でも、やむを得ない理由で退職した場合は、「特定理由離職者」として扱われることがあります。
これに該当すると、
- 給付制限の短縮
 - 受給期間の延長
 
といったメリットがあります。
例えば、離職の理由が
- 体力の不足、心身の障害、疾病など
 - 家族の介護が必要になった
 - 会社のハラスメント
 
といった場合に該当する可能性があります。
自分が特定理由離職者に該当するかどうか、まずはハローワークに相談してみましょう。
失業保険を利用し、将来についてじっくり考える

失業保険の受給資格があるとわかれば、もう安心です。
あとはじっくり、将来のキャリアパスについて考えていきましょう!
転職だけじゃない! 多様なキャリアパス
「退職=転職」というイメージを持つ人は多いでしょう。
しかし、現代には多様なキャリアパスが存在します。
フリーランス、起業、スキルアップのための勉強など、可能性は無限大です!
転職
まずは王道の転職です。
- 今の経験を活かして、より良い条件の会社を目指す
 - 全く違う業界や職種に挑戦する
 
といった道があります。
転職エージェントなどを活用すれば、プロのサポート付きで、安心して転職活動を進められるでしょう。
フリーランス
自由な働き方を求めるなら、フリーランスという選択肢があります。
自分のスキルを活かして、時間や場所に縛られずに働くことができるのが魅力です。
- Webデザイナー
 - プログラマー
 - ライター
 
といった職種であれば、比較的すぐにフリーランスとして活躍できるでしょう。
起業
「自分の力で何かを成し遂げたい!」という熱い想いがある方は、起業するのも良いでしょう。
リスクはありますが、成功すれば大きなリターンが得られます。
- 起業家の集まりに参加する
 - 国の支援制度を利用する
 
など、人脈や公的な助けを借りて、地道に進めていくことが賢明です。
スキルアップ
「今のスキルに自信がない…」という場合は、スキルアップに時間を使いましょう。
近年ではオンラインのコースも充実しており、家にいながら勉強が可能です。
- プログラミングやデザインについて学ぶ
 - TOEICの高得点を狙う
 - 簿記や秘書検定などの資格取得を目指す
 
など、自分のキャリアプランに合わせて、学ぶ内容を考えましょう。
輝く未来のために、今からできること3選!

理想のキャリアプランについて、なんとなくアイデアが湧いてきましたか?
それでは最後に、具体的に今から何をするべきなのか、解説していきます。
1. まずは情報収集!
まずは、自分の状況を整理し、必要な情報を集めましょう。
- 失業保険の受給対象かどうか調べる
 - 転職エージェントに登録する
 - 興味のある分野のセミナーなどに参加する
 
インターネットで検索するだけでなく、ハローワークや転職エージェントに直接相談することで、プロ視点の情報を得られます。
自分の興味や将来の展望に合わせて、情報収集を行いましょう。
2. 自己分析で己を理解する
自分自身について理解することは、キャリアを考える上で非常に重要です。
- 自分の強み・弱み
 - 興味・関心
 - 過去の成功体験・失敗体験
 
などについて書き出してみましょう。
自己分析ツールを活用したり、友人やキャリアアドバイザーに相談して、客観的な意見を取り込むことも大切です。
3. 行動あるのみ!
情報収集と自己分析が終わったら、あとは行動あるのみ!
- 求人に応募する
 - 面接対策をする
 - スキルアップのための勉強を始める
 - 副業をやってみる
 
など、自分のキャリアプランに合った行動をしていきましょう。
在職中からできることを始めておくことで、その後のキャリアへスムーズに移行しやすくなるでしょう。
まとめ

あなたがもし今、会社を辞めたいと思っていても、在職期間が受給要件に足りなければ、失業給付金をもらえません。
もし、その後のお金のことを考えるのであれば、もうあと少し、踏ん張ってみましょう。
自己都合退職でも、最初の3ヶ月分の資金をなんとか準備しておけば、あとは安心して休職期間に入れます。
国の制度を賢く利用して、効率的にキャリアチェンジしていきましょう!

